沈みをくいとめる
ログハウスは建ててしばらくしてくると、上の木の重みで沈んできます。実際に沈んでくるのです。
建築後はじめて家に入って大工さんと酒をくみかわしたあの日を思いだします。そこで撮影した写真があるのですが、それはベランダを撮っていました。ベラン ダというか、デッキへの入り口。窓を開けると出られる場所です。そのベランダを家の中から撮影しておいたのですが、そこにかかっているカーテンの高さが現 在ではやけに低くなっています。そこ以外にもいろいろな場所を撮影しておいたのですが、それと比較しても全体的に低くなっているなというのは感じられまし た。
沈んでくる、というのはログハウス建築において当然のことで、それが仕様でもあります。ログハウスを建てる前からそのことは知っていたので、今実際に沈ん できてみると本当に沈んでしまうとは、とは思うものの仕方ないとは思います。しかし、若干不安でもあります。今後全て家が沈んでしまわなければいいのです が。
冬季の注意
冬場はなんといっても雪が降る場所であれば当然ながら、凍結には要注意です。凍結してしまうといったん管を破壊せざるをえなくなる可能性もあるため、それにかかる費用が大変なことになります。従って凍結だけはなんとしてもくいとめねばなりません。
一夜だけの外出であってもそれは危険です。必ず水抜きを行わなければなりません。この点は冬、雪の降る地域にログハウスを建ててしまった私達に問題があっ たかもしれませんが、土地が安かったので仕方ありません。凍結を注意しつつ、冬場さえしのげれば夏場は快適な場所なので、ログハウスを購入したことに後悔 はありません。なんといっても昔からの夢だったので。ログハウスを建てると言う夢が。
実際に生活してみてから
実際に生活してみると、当然ながらよい面から悪い面までみえてきます。そこは地方といっても他にも近くに住宅、民家があったので最初の頃は人目が気になるほど通る人々が覗いていきます。
また開放された空間であったため、そのまま土足で入っていく村人もおり、都会から出ていった私達にとっては戸惑いを感じざるを得ないほどのものでもありました。
夏場は虫が沢山家の中に入ってきました。飛んでいる虫からゲジゲジのような虫まで。虫対策も相談してつけてもらったりと、案外家を建ててからのほうがやることが多かった気がします。
完成時のうたげ
完成までは大変でした。大工さんたちへの指しいれも頻繁に行いました。やはり今やどこの大工さんも信用するのは難しい点もあり、建築基準とか、地震への耐震具合とかも心配です。
何度も建てていく過程を眺めていくうち、日々頑張ってくれる大工さんに感謝しつつ、一緒に頑張っていました。
そしてようやく建てられたときには感動しました。その日は大工さんと家族とともに、新しくできた家でまだテーブルも何もないログハウス、そこで酒をくみか わしたものです。ログハウスの木の匂いが私達を感動へと包んでくれたわけです。これまでの苦労がようやく報われた、そんな気分でした。
土地購入から設計まで
ログハウスを建てるというのは色々と大変です。苦労の連続です。まずは土地を購入します。土地は地方であるため建築にかける金額よりも安くすみました。
設計の段階ではかなり話し合いが要されました。話し合いを何度も行い、設計図を見つつここをこうしたい、ここはこうではない、これをこうするのは難しいなど、家を建てるというのは難しいものです。
ログハウスを別荘用として建築したのではなく、住居用としてのログハウスの建築だったので、簡単に折れるわけにはいかなかったのです。トイレや部屋のまどりからデッキ部分など、かなり相談しあう時間がかかり、日にちを費やしました。
木の家・ログハウス建築の実録体験
ログハウスを建てる計画をした頃から、完成まで。ログハウスといっても別荘としての木の家なのか、それとも住居としての木の家なのか分かるかと思いますが、当サイトで扱うログハウスは実際に生活に使う木の家です。
実際に生活してみてどうだったかをお伝えするサイトです。
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